近年、働き方の多様化やDX推進、コロナ禍を経てリモートワークが定着したことで、オフィスの効率化・統合といった流れから、企業のオフィス移転が増えています。しかし移転に伴って発生するのが、大量のオフィス什器や備品の処分問題です。まだ使える机や椅子が廃棄されてしまうケースも多く、環境的にも経済的にも大きな課題となっています。

「コスト削減と環境配慮」両立への課題

実際にオフィス移転の現場では、以下のような複数の課題が同時に発生します。

  • 処理コストの増加
    移転時には、事務用品、什器、OA機器など多種多様な物品が一斉に廃棄物となります。ほとんどが産業廃棄物として扱われるため、処理費用が膨大になりがちです。
  • 管理業務の負担増
    複数の廃棄物に対してそれぞれ異なる処理業者を探し、マニフェストを管理するなど、担当者の事務作業が増大します。
  • リサイクル・再利用の不足
    資源価値のある物品も焼却処理されるケースが多く、資源の有効活用が進んでいない現状があります。

千葉県・輸送会社の事例

こうした課題に対し、新井紙材ではワンストップのソリューションを提供しています。千葉県内の輸送関連企業様のオフィス移転では、もともと既存事業者へ依頼されていましたが予算を大幅にオーバーする見積が来てしまい、移転の期限も迫る中でお困りの状況だったところ、当社が下記のように提案させていただきました。

  • 什器154点をリユース買取し、再利用の道へ
  • 金属類11トンを資源買取し、資源価値を創出
  • 残余廃棄物8トンを適正処理し、法令遵守と環境配慮を両立
  • 約3ヶ月間で完了、約30名のスタッフを動員し短期間での移転に貢献
  • 総予算より約10%のコストダウン、リユース買取分により実現

まず納期をしっかり守ることを第一に考え、さらに一括で計画的に実施することで、限られた期間で速やかに、なおかつ移転時の混乱を最小化。結果として廃棄コストを削減しつつ、資源の有効活用を最大限に引き出しました。それにより当初予算を大きく下回り、納期内で移転を完了しました。企業のご担当者様にとっては、移転作業の負担軽減にも大きくつながりました。

大量の什器や備品を「ごみ」にせず、「資源」に変える。廃棄コストを削減し、環境価値を高める解決法として、オフィスの移転に新しい選択肢が生まれています。

搬出前のオフィス内
搬出後のオフィス内

新井紙材のオフィス移転サポート

新井紙材では、短期間で大量の不用品撤去に伴う、業者選定やスケジュール調整の煩わしさを解消。オフィス移転や事業所閉鎖の際の廃棄物処理をトータルサポートいたします。

有価物化(買取):リサイクル可能な不用品(オフィス什器など)を買取。買取が難しいものは、マテリアルリサイクルや燃料化などの処理方法をご提案し、リサイクル率向上と環境負荷低減を追求。

ワンストップサポート: オフィス什器の買取、リサイクル・産業廃棄物の分別、処理までを一貫してご提供いたします。

他社で困難な廃棄物への対応: 法令遵守が求められる処理困難物や少量多品種の滞留品なども、安全かつ適正に処理・リサイクルし、環境汚染リスクを未然に防ぎます。

まとめ

オフィス移転は単なる拠点変更ではなく、資源循環を実現する絶好のチャンスです。不要になった什器や備品をリユース・リサイクルに回すことで、廃棄物削減とコスト最適化、さらに企業の社会的価値向上を同時に叶えることができます。新井紙材は長年培ったノウハウを活かし、法令遵守と環境配慮を両立した移転サポートを提供しています。

これ からのオフィス移転は、モノを捨てるのではなく、未来に資源をつなぐ取り組みへと変わり始めています。オフィスの変化が加速する今こそ、「捨てる」から「活かす」へ。持続可能な移転の形を共に描いていきませんか?

オフィス移転に伴う不用品撤去・資源化についてお気軽に新井紙材へご相談ください。

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