当社が運営する資源循環の交流拠点「サーキュラーBASE美女木」には、サステナブルな取り組みに関心をお持ちの企業様が視察にお越しくださっています。
今回は、昨年視察にお越しいただいた株式会社グローバル・リンク・マネジメント様(以下、GLM様)が、その視察をきっかけに社内でのリサイクル活動を実践してくださった事例をご紹介します。

株式会社グローバル・リンク・マネジメント(GLM)様

GLM様は不動産ソリューション事業を手がける企業様で、サスティナビリティ推進の一環として当社の施設をご見学いただきました。視察後、「自分たちにもできることを」と社内に余っていたカレンダーに着目。異素材を丁寧に分別し、紙素材のみにまとめてご発送くださいました。当社にて紙資源としてリサイクルを実施し、リサイクル証明書を発行いたしました。
このような形で視察から具体的な行動につなげてくださり、大変ありがたく思います。今回の取り組みを通じて見えてきた「企業の販促カレンダー」をめぐるリサイクルの現状と課題についても、併せてお伝えします。

企業の販促カレンダーとリサイクルの現状・課題

名入れカレンダーは、企業が年末に取引先や顧客へ配布する定番の販促品です。社名やロゴが印刷されたカレンダーは、毎日目に触れる実用品として、長年にわたってブランド認知や関係維持に活用されてきました。しかし近年、この慣習に伴う「余剰・廃棄」の問題が顕在化しています。

多くの企業では、年末が近づくにつれて受け取ったカレンダーが増え、整理に困るという声をよく耳にします。一方で配布する側もロット単位で大量に発注してしまい、配りきれなかった自社のカレンダーが倉庫に積み上がるケースも珍しくありません。カレンダーは季節ものなので翌年には使えません。何十個も一度に使えるものでもないため、余ったものは廃棄せざるを得ないのが現実です。

リサイクルしたくても「異素材」が壁になる

余ったカレンダーを「捨てるのではなくリサイクルしたい」と思っても、そのままの状態では資源として再利用できないことがあります。その理由は、多くのカレンダーに紙以外の素材が含まれているためです。

具体的には、個包装のプラスチックフィルム、めくり部分の金具・プラスチックリング、卓上カレンダーに見られるプラスチックの台がセットになっているものなどです。こうした異素材が混ざった状態では、紙のリサイクルラインに流すことができません。異素材が混合したままでは焼却処分するしかなく、産業廃棄物として処理コストが発生してしまいます。近年は紙素材のみで作られたシンプルなカレンダーも増えていますが、まだまだ複合素材のものが市場の多くを占めています。

GLM様社内での取り組みとして余ったカレンダーを紙素材のみに分別。

個人でカレンダーを数枚処分する場合と異なり、企業として数十〜数百本単位で余剰が発生した場合、廃棄の影響は無視できません。
紙素材だけに分別されたものであれば、量やエリアによっては当社にて無料での引き取り、または買取りも可能です。また、GLM様のように分別してご発送いただく形でも、リサイクルに対応することができます。
カレンダーに限らず、ノベルティ全般において「廃棄かリサイクルか」という問題は共通して存在します。調達・購買の段階から素材選びを見直すことも、中長期的な課題としてご検討いただける余地があるかもしれません。

紙の資源循環をサポート

新井紙材株式会社は、紙・段ボールなどの資源を専門に扱うリサイクル事業者として、企業の皆様の持続可能な取り組みを支援しています。適切に分別し、廃棄ではなく資源としてきちんと循環させる取り組みは、規模を問わず大変意義のある一歩だと考えています。

また、リサイクルを実施した際には「リサイクル証明書」の発行も行っており、社内報告やCSR・SDGs活動の記録としてもご活用いただけます。「余ったカレンダーや販促品をリサイクルしたい」「オフィスの紙ゴミをまとめて資源として活用したい」「何がリサイクル対象になるか確認したい」など、まずはお気軽にご相談ください。

資源のリサイクルや分別に関するご相談は、下記よりお問い合わせください。

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