運送・物流業を手がける株式会社エムズコーポレーション社は、神奈川・千葉・埼玉に複数拠点を持ち、食品や酒類、清涼飲料などの共同配送を行っています。物流現場では、日々大量のストレッチフィルムやダンボール、紙類などが発生しますが、以前は、「とにかくまとめて捨てる」という状態だったといいます。
そんな中、新井紙材株式会社との取り組みにより、年間30〜40万円かかっていた廃棄物処理コストを、月数万円程度まで削減。さらに、現場の分別意識やスペース活用にも大きな変化が生まれました。今回は、株式会社エムズコーポレーション取締役 武井國臣さんに、導入の背景や効果について伺いました。
物流業界での廃棄物課題
― まず、御社の事業内容について教えてください。
当社は2007年に、トラック1台からスタートした運送・物流会社です。現在は、本社のある神奈川県内に3拠点を構えるほか、埼玉県三郷市、千葉県野田市にも拠点を展開しています。主に、スーパーやコンビニエンスストア、大手食品流通商社の物流センター向けに、食品・酒類・清涼飲料・加工食品などの共同配送をメインに行っています。

また、車両へのオートボディプリント事業やデザイントラック事業も展開しています。大型プリンターを活用し、トラックボディをはじめ、さまざまな素材へ直接プリントできる技術を活かした事業で、企業ブランディングや広告用途としても活用していただいています。
― 廃棄物処理に関して、以前はどのような課題がありましたか?
以前は、アームロール車のコンテナに何でもまとめて捨てている状態でした。ダンボールや紙類、ストレッチフィルム、ナイロンの紐なども混在していました。中でも、特に困っていたのが、ストレッチフィルムです。

物流現場では、荷崩れ防止のために大量のストレッチフィルムを使います。納品先で剥がしたものを「持ち帰ってください」と言われるケースも多く、ドライバーの荷台にどんどん溜まっていっていました。年間では約5トンほど発生していて、繁忙期にはフレコンバッグ10〜15袋分になることもあります。処理費用も高く、年間3〜4回ほど、1回約10万円をかけて廃棄したので、コスト面や管理面で課題を感じていました。
コスト削減だけでなく、現場の意識にも変化
―新井紙材との取り組みは、どのように始まったのでしょうか?
2017〜2018年頃、当時、茅ヶ崎事業所長だった新井社長に、ストレッチフィルム処理の悩みを相談したのがきっかけでした。その際、「分別していただければ無償回収できます」とご提案いただき、当時、一番困っていた課題だったので、すぐにお願いすることにしました。
現在は、神奈川3拠点を中心に、ストレッチフィルムを無償回収してもらっています。ダンボールや紙類については有価物として扱っていただき、運賃への充当や、余剰分をトイレットペーパーなどの備品と交換してもらっています。一般廃棄物についても、協力会社経由でワンストップ対応してもらっていますので非常に助かっています。
― 導入後、どのような変化がありましたか?
一番大きかったのは、やはりコスト削減と「分別する文化」が現場に根付いたことです。
コスト面に関しては、以前は年間30〜40万円ほどかかっていた処理費用が、現在は月数万円程度まで抑えられています。廃棄物の処理にかかる費用がキリがなく、困っていたので本当に助かりました。
また、ストレッチフィルムの回収にあたり、紙などを混ぜないルールを徹底する必要がありましたが、最初は慣れていなかった現場も、続けるうちに自然と習慣化していき、「これは資源になる」「これは分ける必要がある」という意識が従業員の中に生まれていったと思います。

さらに、納品に来る他社ドライバーさんのストレッチフィルムも引き取るようにしています。私自身もドライバー経験があるので、フィルムの処分場所に困る大変さはよく分かるんです。「捨てる場所がなければ、うちに持ってきていいよ」と声をかけることで、ちょっとしたコミュニケーションにもなっています。
廃棄物を長期間滞留させなくなったことで、倉庫スペースを商品保管など本来の用途に使えるようになった点も大きな変化です。
困ったら頼れる存在
― 新井紙材の対応について、印象に残っている点はありますか?
とにかくレスポンスが早いですね。繁忙期になるとダンボールやフィルムが一気に増えるのですが、電話一本で迅速に対応してくれます。
こちらから細かく説明しなくても、「そろそろ繁忙期ですよね」と理解して動いてくれるので、本当に助かっています。また、新しい拠点を立ち上げる際にも、「このエリアは対応できますか?」と、気軽に声をかけられる存在ですね。単なる回収業者というより、「困ったらまず頼れる相手」に近い感覚があります。
― 今後、新井紙材に期待することがあれば教えてください。
今後も現場では、新しいごみの課題が出てくると思います。ただ、そのときもまずは気軽に相談してみようという流れは変わらないと思いますね。今のようなレスポンスの速さや柔軟な対応を、これからも続けてもらえたらありがたいです。
廃棄物管理にお困りの企業ご担当者様は、以下からお気軽にお問合せください。